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【  2013年12月  】 

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6話:空白の目覚め

Chapter03 空白の目覚め

2013.12.02 (Mon)

  数日後、アルトシャンは何事もなかったかのように軍務をこなしていた。あれ以来いつも以上に周りの声に耳を立てながら城の中を歩かなくてはならなくなっていた。先日の事件が公になってはいないか心配だったのである。今のところはとりあえず大きな騒ぎとはなっていないようだが、油断は出来ない。「アルトシャン様、最近は何かいいことでもありましたかな?」ところがこの僧侶だけはどうしてもごまかすことは出来ないようだ。人の...全文を読む

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7話:大司教マヴガフ

Chapter03 空白の目覚め

2013.12.03 (Tue)

 「アルトシャン様! アルトシャン様ぁ!」まだ日が昇って間もない、街がまだ眠っている時間。 だが騎士団が眠ることはない。誰よりも早く登城し朝一資料のチェックをしているところだった。白馬が中庭を駆け抜け飛び降りたセインがどたばたと廊下を走り抜けてノックの返事も待たずに団長室へと飛び込んできた。「何事だ、セイン。 朝一番から大声を張り上げおって。」大きく肩を揺らして息を切らすセインに、アルトシャンは判子を置...全文を読む

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8話:蒼に映るもの

Chapter03 空白の目覚め

2013.12.04 (Wed)

  同刻、きれいに整頓された部屋の机の上にはたくさんの資料がクリアファイルに入って並んでいる。見渡せば書棚には分厚い本だらけで、その中を白衣を着た男が片手にパンを載せた皿を、もう片方にコーヒーを手にして歩いていく。だが、彼は机にそれらを置くと新聞に目を通して手を震わせていた。 その顔は蒼白でとても清々しい朝を迎えたようには見えない。「創造の錬金術に携わっていた者達が謎の死を遂げる・・・。」新聞の三面に...全文を読む

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9話:暗黒教団ネクロ教

Chapter03 空白の目覚め

2013.12.08 (Sun)

  翌日には既にアルトシャンはルアスにはいなかった。 娘の様子をレイに任せて馬車に揺られて向かった先はミルレスだ。かつてはイア信教の聖地であり、多くの聖職者たちが祈りを捧げた閑静な町も、今支配する静けさはゾッとするようなものであった。「やれやれ・・・ここはいつ来ても居心地のいい場所ではないな。」礼拝堂を抜けてマヴガフがいる庵に足を踏み入れた途端、アルトシャンは寒気が走った。庵の中を照らす灯は何者かの頭...全文を読む

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10話:アンドラス=オーレイル

Chapter03 空白の目覚め

2013.12.08 (Sun)

  ミルレスからとんぼ返りしたアルトシャンは休む間もなく軍務会議に出席していた。内容は当然にシャニーの指名手配の件が議題の大半を占め、既に各町では検問を設け準備は万端であるという。1時間の濃い会議を終えると、肩をまわしながら大きく息を吐き出して眩しい空を見上げる。「アルトシャン様、今日もご壮健で何よりです。」それを見かけたイスピザードがいつも通りの人の良い笑みを浮かべながら寄って来て頭を下げてきた。だ...全文を読む

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1話:新たなる旅立ち

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.09 (Mon)

  一体ここはどこなのだろうか。 静かな森には今日も澄んだ青い空がどこまでも続き、白雲がふわふわと浮いている。その平々凡々なる平和な世界に突如として光りだす空間が浮かび上がると、すぐさまゲイルたちが放り出されてきた。視界には先ほどの素朴な平穏が広がり・・・だが、そんな穏やかな時間を楽しむ余裕など彼らにはなかった。「ん・・・うわあああ?!」あの白雲は何だかふわふわしてソフトクリームのようだ・・・なんて考...全文を読む

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2話:不朽不滅の帝国

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.18 (Wed)

 「ふふ、ゲイルも金髪なかなか似合うじゃない。」数十分前まで、キャベツ色のハーフモヒカンがトレードマークの上半身裸の脳筋だった。だが今は短い金髪に格好よく服を着こなした今どきの若者が同じ場所に立っていた。いつもこんな感じで小奇麗にしてほしいとお願いしていたのだが、まさかこんな形で実現しようとは。「そ、そうか? なんだか俺じゃないみたいだぜ。」鏡をのぞきこみながら豹変してしまった自分の姿に困惑を隠せないゲ...全文を読む

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3話:調和と対立

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.20 (Fri)

  新たなる旅立ちから半日、もう既に日も高く上り、小鳥がさえずる森の中は散歩するには申し分ない。もちろん、散歩をするためにこの森を歩いているわけではないのだが・・・。「あー、いい天気だなぁ! うーん、ぽかぽかして気持ちいい!」朝の時の悲しみに打ちひしがれた表情は一体どこへ飛んでいってしまったというのか。あまりの陽気に思わず伸びをしながら、さも気持ちよさそうな表情を浮かべているのはシャニーだ。いつも通り...全文を読む

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4話:黒の死神

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.22 (Sun)

  一方、ここは帝都ルアス。 不夜城ルアスを守る騎士団の朝はいつも日が昇るより早い。さすがに繁華街を除けば明け前の空は静かなはずなのだが、なにやら今日は雲行きが怪しい。漆黒が闇夜を引き裂いて猛烈なスピードで城の中に消えたかと思うと途端に上がる悲鳴。「うわあああ! た、助けてくれええ!」一発雷鳴が轟いたかと思うと、騎士の断末魔の叫びが響き渡った。何事かと駆けつけた騎士達は皆目をまん丸に見開くと、元来た道...全文を読む

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5話:マフィアとサキュバス

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.23 (Mon)

  かつてはルアス城といえば騎士と文官、いわゆるそうした規律を重んじる者達が住まう場所だった。今でも体制は変わらず、質実剛健をモットーとするアルトシャンの元で法治主義が貫かれている。ところが、そんな厳かな場所に似つかわしくない格好の少女が向こうから歩いてくる。青いヘダーを被り、目元にはかわいい星型のヘナが踊っている。大きく広がったスカートはまさにピエロそのもので、彼女はご機嫌なのか鼻歌を歌いながら角...全文を読む

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6話:ハデスを崇める者

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.27 (Fri)

  夜のルアスは不夜城といわれるほどにまるで静けさなど無縁の場所だ。だが、そんな摩天楼も一つ路地に入ればそこは住民の日常が流れる普通の夜が待っている。ところが、そんな夜に紛れるもっと深い闇が当てもなくふらついていた。「ちっ、あのマフィアの男、気に入らねえぜ!私が怯えているだと? くそったれ、適当なことを抜かしやがって!」いまだに昼間に言われた言葉を腑に落とせないフェアリーゼがぶつぶつと文句を垂れ流す。...全文を読む

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7話:ルケシオン一の盗賊

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.27 (Fri)

 「かぁー! このソフトクリームうめえ!」晴天にゲイルの歓喜の声が響き渡る。 彼は一口放り込むと感激して顔をくしゃくしゃにするともうその後は止まらない、止まらない。 次から次へと口へ運んでは両手を握り締めて天を仰ぎ、雄叫びを上げる。「うん、おいしいね。 この爽やかな空気にぴったり!」おまけに一緒にソフトクリームをなめるシャニーも止めないものだから彼の叫びたい放題だ。最初に出会ったころはこの雄叫びが恥ずか...全文を読む

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8話:いざミルレスへ

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.27 (Fri)

 「とりあえずこの街道からは外れるぞ。 どこに帝国の目があるか分からん。」翌朝、さっそく行動を開始した彼らはすでに街道から少し外れた森の茂みの中にいた。整備されている街道とは違い、一歩森に入ればそこはまさに迷路であり、紛れようとして迷子では洒落にもならない。入り込みやすい場所を探しての旅では進捗は遅い。「変装してるから大丈夫だと思うけどなぁ。私はどこにでもいる村娘、ゲイルも修行中に青年格闘家、カンペキ...全文を読む

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登場人物紹介:アルトシャン

ChaosTrigger

2013.12.28 (Sat)

   ルアスでも5本の指に入る名門貴族、オーレイル家の当主にしてアスク帝国国王より国政の全権を賜っている総統。以前までは宰相ピルゲンを中心とした文官政治が世界を動かしていたが、先のクーデターで失脚した彼を引き摺り下ろし、今の席に収まった。冷静沈着で氷のような鋭い眼光を持ち、完全無欠の剣帝と呼ばれ、剣の腕で右に出る者は大陸中探してもいないと言われるほど勇猛でありまた智謀にも長けた人物。先の暗黒戦争でも...全文を読む

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登場人物紹介:マヴガフ

ChaosTrigger

2013.12.28 (Sat)

   暗黒教団ネクロ教の大司教。以前まで布教が禁止されていたネクロ教だが、アルトシャンの代で布教禁止令が廃止になったことで表に出てくるようになった。早速彼はイア信教の聖地ミルレスへ聖戦を仕掛けてネクロ教の本拠地として制圧し、各地へ信者を派遣して何やら鬼謀を企てている。それでもアルトシャンの何かを掴んでおり、彼を支える直属の部下『五賢刃』の一人としてルアスにも出没する。ダークスーツに身を包み、闇から溶...全文を読む

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9話:生まれうごめく闇

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.28 (Sat)

 「はぁぁ・・・ミルレスってなんでこんなに遠いの・・・。」こんなにも日差しは高く暖かだというのに、それに照らされる乙女の背は丸まってため息をついていた。ミルレスへの旅路でも他の男二人から後れを取り始めて、やむなくゲイルは立ち止まる。「何だよ、相変わらずスタミナがないやつだなぁ。 そんなんだから俺との手合わせにも負けるんだぜ?」シャニーのスタミナがないのは昔からの事だ。 いつも最初は誰よりも元気にはしゃぐ...全文を読む

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10話:相思相愛

Chapter04 創造の錬金術

2013.12.28 (Sat)

 「ふー、やっぱ宿はいいなぁー。」水の流れる音の中からシャニーの気持ちよさそうな声が聞こえてる。峠の村で一泊することに決めた途端、真っ先に彼女が向かった先はシャワールームだった。「何が良いかって、そりゃシャワーを浴びれるってことですよ旦那!」得意げな顔で指を立てながら、誰が聞いたわけでもないのに独り言を口にする。やはりシャワーの時間は彼女にとっては最も楽しい時間の一つであり、久々の快感に上機嫌のようだ。...全文を読む

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製作日記20131228

未分類

2013.12.28 (Sat)

 どうもこんばんは。時々暇を見つけて日記帳みたいなものを書いていきたいと思います。今回で第4章まで終わりました。読んでくれている人いるのカナとはよく思いますが、書くこと自体が楽しくて、読んでくれる人がいたらもっと楽しいがモットーで書いてます。実はこの小説、全体が24章構成となっています。さらにもっと言うと、まだ全章書き終わっていません。とは言うものの、もう既に21章の半ばまで来ており、クライマックスを仕...全文を読む

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1話:忘れられないものたち

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.29 (Sun)

  静かな夜の森の中にポツリと輝く炎の明かり。 夕食を終えたゲイル達は寝る前の落ち着いた時間を過ごしていた。薪の傍で二人は寄り添いあって何かを覗き込んでおり、シャニーが何やら難しい顔をしている。「シャニー、この文字は分かるか?」「ううん、ここら辺は分かるんだけど読めないし書けないよ。」彼らが覗き込んでいたのは絵本だ。 それには大きな絵と共にその絵の名前が表記されておりゲイルがページをめくりながらシャニー...全文を読む

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2話:不撓の意志

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.29 (Sun)

 「ふぅ、今日もたっぷり稽古できたや。」ミルレスへの道のりは長く、日はすぐに傾いてきてしまう。日が赤くなり始めたら、それ以上の歩みをやめることに決めていた。 夜の移動は危険だからだ。幻術で周りのマナに同化し、気配を消すと野営の準備を始めるのだが、シャニーには別の日課がある。「大分強くなっているな。 安定している。」今日もひと段落をつけて、メルトが木刀を下ろした。 そう、戦闘技術の稽古である。ルケシオンで...全文を読む

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3話:若いときの苦労

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.29 (Sun)

 「うりゃあ! どうだ!」毎日毎日、ひたすらにミルレスへ向けて歩いては、野営を張って戦闘技術の稽古に励む。今日もまたシャニーは木刀を持って仁王立ちするメルトへ幻術を駆使して襲い掛かっていた。複数のシャニーが時間差にメルトへ思い出した暗殺剣を見舞う。「おう、今のはなかなか鋭かったな。 ドッペルゲンガーとファントムグラインドを組み合わせるとは。」もちろんメルトに被弾する事はないが、彼は全てを弾き終えて木刀を...全文を読む

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4話:見えない鏡

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.29 (Sun)

  今日もルアスはいつも通りの時が流れ、喧騒を運んだかと思えば閑静を伝え、空には小鳥達が飛び、透き通った青空にはしゃいでいる。いつもならこの部屋の住人も小鳥達と一緒に走り回ったりしているのだが、今日はどうにも重苦しい空気が部屋を包んでいた。「・・・。」無言、ずっと無言。 何か坊主が悟りを開いているかのように、椅子に座ったまままるで微動だにせず虚ろに開いた目はある一点を注視するわけでもなくただ開いている...全文を読む

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5話:Identity Crisis

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.30 (Mon)

 「姫、あまり無理をなされると体によろしくありませんぞ。」雲一つない夜空には今日も星たちが我こそはと輝いて天体を彩る。もう月はだいぶ高くにのぼって巨大な街をすっぽりその視界に収めるが、それでも街は眠らない。ここにもまた、まるで昼のごとく剣の稽古に励む乙女が一人。 見守る側にとっては不安でたまらない。「分かっています。 心配してくれてありがとう。 でも、もう少しやりたいことが残っていますから。」イスピザー...全文を読む

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6話:冠する名

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.30 (Mon)

  今日も一日が終わり、日が遠くに沈んで辺りは群青色に包まれていく。きれいな星空、川のせせらぎ。 ミルレスの森は自然豊かで心を落ち着かせる不思議な力を持っている。そんな静かな森の中で立ち上る一筋の煙。 その下ではささやかでも幸せな時間が焚き火を囲む者達を包んでいた。「ひゃー、喰った喰った! あー、ホント毎日うまいもん食えて幸せ!」皿を放り出したゲイルは腹をさすりながら満面の笑みでシェフに満足を伝えてみ...全文を読む

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7話:運命の扉

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.30 (Mon)

  朝から城の中は引き締まった空気が整列し、一日の活力が湧き上がることへの喜びを表情に映す事は叶わない。そんな中をひときわ厳しい表情で歩く聖騎士の皮ブーツが石段を叩けば、周りは武官文官関わらず背筋が伸びる。敬礼をする部下たちに軽く敬礼し返しながら彼が向かった先はいつものドアの前だった。「セイン、ただいま参りました。」「うむ、入れ。」ひとつ深呼吸をすると、左腕の下に挟んだ大量の資料を抱えなおしてノックする...全文を読む

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8話:熾天使の権能

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.30 (Mon)

 「え・・・い、いやあああああ?!」「!」窓から飛び出した悲鳴がわっと押し寄せて、ばさばさと鳥たちが木から跳ね飛んでいく。朝霧漂う静寂の朝を突然に引き裂いた叫び声にドタバタと血相を変えて廊下をかける足音が大きくなってくる。「どうしたシャニー! くそっ、どこだ!」瞑想を終えて、朝の鍛錬をしようと宿の外に出た直後の出来事だ。もしや帝国の人間に見つかってしまったのかと最悪の状況が脳裏を掠める。今の彼女は盗賊と言...全文を読む

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9話:女と言う生き物

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.30 (Mon)

  あんなに近くに見えたはずのミルレスの大樹。 全力でかけて一番乗りを目指したシャニーだったが一番にバテて座り込んでしまった。 実際はまだ半日はかかるような距離であり結局彼らは一晩を立ち寄った町の宿で過ごしたのだった。「おい! シャニー! いつまで寝てるんだ!」だが、彼らに休息の時間は長くは与えられない。あまり同じ場所に長居はできないし、何よりも先を急がねば帝国が次どんな強行に打って出るかわからないの...全文を読む

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10話:暗黒教団ネクロ教 前編

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.30 (Mon)

 「見えてきたぜ、ミルレスの大門が!」ようやくにその輪郭をくっきりと浮かび上がらせてきた石造りの巨大な門。まるで神界への扉かと思うほどの立派なつくりのその紋が見えてくれば、そこはもうミルレスである。ラストスパートと足取りが速くなるゲイルの後ろを、ひーはー言いながらシャニーもついていく。「あれを越えて橋を抜ければそこはミルレスだ。」電池切れを起して亀のように前進が遅いシャニーの背を押しながら励ますメルト。...全文を読む

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11話:暗黒教団ネクロ教 後編

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.30 (Mon)

 「テメェがシャニーだよなァ? それとも、俗称で呼ぶのは失礼か? 光の熾天使、エルピスさまよォ!」それまでの丁寧な口調はまるで仮面か二重人格か。ソフト帽を放りぱっと闇に消して見せたその中から現れた蛇眼が口汚くシャニーを睨み付けて来た。「?! て、てめえ、何でそんなこと知ってやがる・・・。」飛び出していってしまいそうなシャニーを腕の後ろに押さえる腕がだらりと下に降りかけた。シャニーがエルピスの化身である事...全文を読む

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12話:敵か味方か

Chapter05 Identity Crisis

2013.12.30 (Mon)

  一体どれだけ走り続けたのだろうか。 とにかく脅威から離れることに必死で、後ろを振り返って見上げた先にミルレスの大樹が遠く見えると急に力が抜けてくる。全力疾走を続けた足はがくがくと震えて膝に手を突き、空気の薄い高原は呼吸もままならない。「はーはぁ・・・だいぶ離れて来たかな?」もうあたりにはあの恐ろしいマナも、文明の利器が生み出す破壊の光も襲ってはこない。だが、それでも確かに両者のマナが今も激しくぶつ...全文を読む

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