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【  2014年02月  】 

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1話:再会

Chapter08 光の守護者

2014.02.01 (Sat)

  現れた金髪の女性がどんどんと距離を縮めてくる。 その足の速いこと早いこと。こんな鈍臭そうな男では逃げられないのは間違いなく、彼は観念して相手をじっと見つめている。「ほらほら、奥さん今結構機嫌悪いみたいだから、隠れてたほうがいいよ。」彼はメルトに目配せし、メルトも大方を悟ってか二人を小屋の影へと連れて行く。残りの連中もどうやらあの女性の正体に気づいているらしく、怖い物見たさにチラチラ影から様子をう...全文を読む

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2話:小さな楽園

Chapter08 光の守護者

2014.02.01 (Sat)

  静かな山の中に、テンポよく響く高い音。どこまでも澄み渡る蒼い空と広がる碧い山々の空気は染み込み様に清らかで。大自然の中にひとり勤しめば、下らない煩悩など解されていくようだ。「ゲイル、はい、コーヒー入れたよ。 おつかれさま。」「ふぃー、さんきゅー。 かぁー! うめえ!」一仕事終えた後のコーヒーは格別である。まして最愛の女性が入れてくれた真心をたっぷり溶かしたものならそれは至高の一品となる。木挽き台...全文を読む

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3話:黒怒の夜

Chapter08 光の守護者

2014.02.01 (Sat)

  どれだけその悲しい時間が過ぎたのだろうか。いや、実際は僅かな時間だったのかもしれない。だが大事な人が涙に沈んで崩れる姿など、たとえ一刻であろうとも見たくはない。 それが今も目の前にある。「シャニー・・・。 ゲイル、一体何があったというの? 教えてくれない?私たち、あなたたちに恩返しがしたい。 何でも言って欲しい!」いても立ってもいられず、シャニーの背中をさすって涙を受け止めてやりながら視線はゲイ...全文を読む

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4話:夢の続き

Chapter08 光の守護者

2014.02.02 (Sun)

 「ふぃー、シャニーの味とは違うけどエルピスの飯もまぁまぁだったぜ。」山の朝のきんとした冷たい空気の中、井戸水で顔を洗えば、何と清々しいことか。おまけに、元がつくとはいえあの高飛車熾天使の手料理を食べた事のある人間なんて世界で恐らくこの3人だけだろう。腹をさすりながら満足そうな顔をするゲイルの背後から、タオルを持ってシャニーが歩いてくる。「まぁまぁなんて言ったら彼女怒るよ? 脳筋にそんなこといわれる...全文を読む

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5話:透き通る風

Chapter08 光の守護者

2014.02.02 (Sun)

  後ろから駈けてくる足音が次第に大きくなってくる。最後尾を歩いていたゲイルが振り向けばやはりあの金髪が宙に揺れているのが見える。少し歩調を遅くして待ってやると、彼女はゲイルの肩を捕まえてきた。久しぶりである、こんな風に彼女と顔を突き合わせて話をすることなんて。「まさかお前と一緒に旅をすることになるとは夢にも思っていなかったぜ。」「あら、人間の分際でそんな口を利いても良いのかしら?」再会を喜んで声を...全文を読む

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6話:粛清のエルピス

Chapter08 光の守護者

2014.02.07 (Fri)

  ゲイルをたっぷりオモチャにして満足した彼女は、少し前をほけほけと歩くシャニーの背を目指す。やはりその背中には翼はなく、シャスも随分とやりたい放題するものだと内心母に愚痴る。「うわーい、エルピスだぁ!」「ふふ、久しぶりね。 これからもよろしくね。」相手から背後の気配に気付いたのか、振り向いてきた彼女はすぐさま飛びついてきた。むしろこの距離まで来てようやく気付くとは熾天使を名乗る資格はないと叱ってや...全文を読む

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7話:ナイトとヴァルキリー

Chapter08 光の守護者

2014.02.09 (Sun)

  シャニーは逃げるようにしてゲイルの傍へと行ってしまった。どんなカリキュラムを組んでやろうかと舌なめずりしながら顎に手を置いて考えていると、前を歩いていたメルトがスピードを落として横に並んできた。「エルピス、俺はルケシオンでバーの店長をやっているメルトという者だ。」「はあ?! 再会していきなり冗談で始めるとはあなたらしくもないわね。」まるで他人行儀な話し方をしてくるから何事かと思ったが、何よりも驚...全文を読む

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8話:陰謀の系譜

Chapter08 光の守護者

2014.02.09 (Sun)

 「ミルレスなぁ、あそこは空気はウマいんだがなぁ。」スオミを出てからどれだけたっただろうか。もうどちらを向いても木が鬱蒼と茂り、あの美しい湖面の輝きを望むことはできない。瑞々しいマナの代わりにこのあたりに流れるのは、悠久の時を越えた大森林特有の、湿っぽくどこかかび臭い森の香りでミルレスが一歩ずつ近づいてくるようだ。「珍しくあなたと意見が一致したわね。 ああ、あの森で深呼吸すると溶けちゃいそうなのよね...全文を読む

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9話:古の縁

Chapter08 光の守護者

2014.02.14 (Fri)

  一方、ネクロ教が居座るミルレスでは今日も朝の礼拝が終わり、マヴガフが幹部と共に庵に戻ってきた。彼はダークスーツとソフト帽を脱ぐと、ネクタイを緩めてシャツのボタンをいくつか外す。「やれやれ、まーた白の騎士団のおかげで要らない苦労が増えますよ。」ラフな恰好になると、彼はため息を漏らしながらどっかりと椅子に座る。迷い込んだエルピスを抹殺するに最大のチャンスを逃したマヴガフ。あの時、白の騎士団が来ていな...全文を読む

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10話:守銭奴

Chapter08 光の守護者

2014.02.14 (Fri)

 「ぎゃああああ!!」今日も一日歩き続け、そしてエルピスに拷問とも言えるスパルタを受け続けた。へなへなとゲイルと共に座り込むシャニー。周りは既に暗くなり始め、日も落ちてきてメルトも野営の警備に神経を集中させていた時の事だ。突然に悲痛な叫び声が響き、彼は体をばっと振り向けてそちらへと駆け寄る。「?! 何事だ! ゲイル!」「も、もう勘弁してくれ! うわあああ!」今の叫び声は間違いなく、薪を拾いに行ってい...全文を読む

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11話:力を狙う者

Chapter08 光の守護者

2014.02.16 (Sun)

 「ああああ・・・・もう・・・山道って疲れるぅ~。」翌日、まだ午前中だと言うのに情けない声が山道に響く。どうにもスタミナのないシャニーは最初ははしゃいで元気いっぱいなのだが、すぐに電池切れを起す。今日も例に漏れず、彼女は突き出した岩にしがみつくと、ふにゃっとし始めている。「何言ってんだよ、まだ二日じゃねーか。 早くたって1週間はかかるぞ。」「い、いっしゅうかん?! は、はは・・・軽くめまいがしたけど...全文を読む

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12話:錬金術とネクロ教

Chapter08 光の守護者

2014.02.16 (Sun)

  今日この部屋に太陽の日差しが差し込むことはない。 ルアスのひとつのシンボルのような存在になった錬金術研究所。だが、その存在感を隠れ蓑にまるで人々の目から隠されるようにして地下に作られたこの部屋は生体実験を専門にする創造の錬金術プロジェクトの実験室だ。そこにアンドラスは軍服を着て立っていた。「・・・姫。」「イ、イスピザード! どうしてあなたはここに!」まるで闇から溶け出してくるかのように静かに現れ...全文を読む

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13話:犬猿の仲

Chapter08 光の守護者

2014.02.19 (Wed)

  翌日、休暇をとったアンドラスがいたのは城の中ではなかった。どうにもじっとしていられないらしく、彼女はヴァンの元に赴いて剣を握っていたのだ。「はぁっ!」「・・・ふ、それで攻撃しているつもりかい?」渾身を振り下ろして、鋭い一閃がルアスの空を目にも点らぬスピードで切り裂く。だが、そんな激しい一撃もヴァンの前ではまるでそよ風の如き生温さ。彼はマナでドラゴンスケイルを生み出すと絶対の盾でアンドラスの剣をい...全文を読む

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14話:ささやかな幸せ

Chapter08 光の守護者

2014.02.23 (Sun)

  一方、同刻のルアスは不夜城と呼ばれるだけあってガスランプに照らされて人通りは絶えない。こんな巨大都市であっても、ひとつ路地を入ればそこは住宅街であり、突然の静寂が興奮を冷ましてくれる。静かな路地を歩く華奢なシルエットが、夜はまるで人の気配のない場所を歩く。着いた先は帝立病院。 だが病院自体に用があるわけではなく、迷うことなく研究棟へと向かう。「レイ?」「ん・・・? その声はアンドラスか?」真っ暗...全文を読む

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1話:敵の顔

Chapter09 誰がために

2014.02.25 (Tue)

  スオミを出て早何日が経過した事だろうか。 シャニーたちはいよいよミルレス森の深いところにまで到達しミルレスも後1週間もあれば到着すると言うところまで距離を詰めてきていた。「うーん、ミルレス森はいつ来ても気持ちいいわぁー。 私大好きなのよ、この森。」大きく伸びをしながら気持ちよさそうに森の風をいっぱいに吸い込むエルピス。何も変わっていない。 この風、この匂い、そしてこの静けさ。数千年前、下界の調査と...全文を読む

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