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【  2014年09月  】 

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1話:思わぬ救援

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  シャニーが放ったアストレアは帝国の最強兵器を退けて地平線までを銀に染め上げた。それまでの戦渦がまるで嘘かのように静寂に包まれるルセン橋梁には、冬の空っ風が吹きぬけて光を砂のように流し払い、景色が戻ってくるとその破壊力がどれほどのものだったのかを少しずつ顕にしていく。「総統、第一砲塔大破!全砲門使用できません!」確かにアストレアに貫かれたはず。なのに生きている。震えの止まらない足元、トリガーからす...全文を読む

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2話:大蛇の誘い

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  目の前には三対の純白の翼。大弓を構え、聖光を握り締める彼女は蔑みの眼差しで見下ろして強く弓を引き絞る。為す術なく逃げ回るアンドラスだが既にその照準は絞りきられ、熾天使は怒りを吐き捨てる。「死ね!私の影!私の光でお前のような影は消し去ってくれる!」「や、やめろ!う、うわあああ!」ついに放たれる銀の矢。神界の裁きが下されるように、あっという間にあたりは光に包まれて逃げても逃げても、どんどん周りは白に...全文を読む

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3話:喜劇の人形たち

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

 「き、貴様は・・・マヴガフ大司教?!」声で、そして何よりその眼光で大方は予想がついていた。ゆっくり這いよるように歩いてきた彼に、うっすらと頭上から光がこぼれてきて照らし出された侮蔑の目元が不敵に笑い、思わずセインは声を上げずにはいられない。「あぁ~、クッサイ芝居ですコト!そんなのは演劇場だけにしてくださいよ。 現実ってモンはもっと苦しくて辛くて・・・ヒヒヒッ、今のうちに死んだほうがマシかもしれない...全文を読む

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4話:引き裂いた毒牙

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  それからどれだけ歩いたことだろう。歩いても、歩いても、同じ景色ばかり。迷っているのかはおろか、まっすぐ歩いているのかさえ分からなくなってくる。「マヴガフ大司教、一体どこへ行くつもりなのだ。シャニー達はどのあたりにいる。」ポケットに手を突っ込みながら、チンタラと歩くマヴガフの後ろについていくセインは窮屈そうに歩幅を狭める。どうにも信用できないマヴガフの背を追うのは不安で仕方なく、あれこれマヴガフに...全文を読む

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5話:激突の雄姿

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  駆け出してから大分戻ってきたはずなのだが、中々シャニーの姿は見えてこない。左右、頭上、茂みの中、考えうる全てを探してみるが蠢く虫さえ見当たらない。「待ってろよシャニー。必ず見つけ出してやるからな!」それでもゲイルは諦めることなく、相棒の笑顔だけを思い描き先を目指す。最愛の女性だ、何があっても守ると誓った身。彼女もいつでも傍にいて欲しいと祈っていた。独りにはさせない、その思いが彼を無我夢中に突き進...全文を読む

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6話:火花散らして

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  それから数分しか経っていないのだが、戦況を見守る者達にとってはあまりに長い時間。そわそわした感じで足元落ち着かないゲイルを追い続けるエルピスの眼差しは不安げだ。「でぇやあああ!」「フンッ!くっ、なかなかのパワーだな・・・!」そんな眼差しが注がれている事などまるで知る余裕もない二人は打ち合いを繰り返す。渾身で振り下ろされたキュレックを騎士剣で受け止めるが、何と言う馬鹿力なのだろうか。足が地面にめり...全文を読む

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7話:運命

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

 「ゲイルー?!メルト!ねえエルピス!」一方、はぐれてしまったシャニーも必死になって仲間達を探していた。決して黙々と歩いているわけではない。両手を口元に当てながら枯れそうになるほどに必死に仲間達の名前を叫ぶのだが、広がる闇が全て飲み込んでしまう。「みんな一体どこへ行っちゃったの?嘘だよね、こんなの・・・。」未だに何が起こったのかまるで頭の中で整理できていなかった。もしかしたらこれは夢ではないかと何度...全文を読む

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8話:目覚める悪魔

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

 「ん・・?!おい、ゲイルちょっと待て!」シャニーたちがついに決闘の火蓋と切って落としたとき、ゲイル達は未だ彼女を見つけられずにいた。それどころか、まるで彼女のマナをつかめず半分迷っているような状況の中、どうにも足音が足らずに後ろを振り向いたメルトが恐ろしい事実に気付く。「どうしたんだよ、そんな大声上げて。シャニーがいたのか?!」一刻も早く先を急ぎたいゲイルはメルトに呼びかけられても止まることなく歩...全文を読む

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9話:ダイモニオン・エムブレム

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  瞠目して驚愕の事実を前に立ち尽くすエルピスに見せつけてやるかのように、一度軽くお辞儀をしながら目だけで彼女を睨み上げてやった。もうすぐこの忌々しい善共の世界も終わる。そう思うと楽しくて仕方がない。見よ、エルピスの蒼白の瞳を。まるで最期を悟ったかのようだ。だが、そう簡単に死なせはしない。今までやってきた分、倍返し・・・。いや、生かさず殺さず永遠の絶望に浸して飼い殺すつもりだった。その為には、いきなり...全文を読む

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10話:制圧の善

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  エルピスがマヴガフからおぞましいほどの攻撃を受けていた時、アンドラスの振り下ろした剣がシャニーの髪を宙に散らせていた。執拗な攻撃を前に、ただ逃げるだけ。「くそっ、どうしても戦うというのか!人々のことを考えているなら、こんなことしていられないはずなのに!」「何度も言わせるな。お前を消す事こそが民を守ることになる!」同じ民を守りたいという想いを抱きながらどうして戦わなければならないのか。必死に停戦を...全文を読む

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11話:カミユの逆襲

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

 「ああ・・・ゲイル・・・。」「ふんっ、たわいもない。こんな光が私を影に落としていたと思うと腹が立つ!」今までずっとこの女の影として生きていた。いつ彼女の存在に己の存在を否定されるかと怯えながら。だが、何のことはない。予想していた力など、彼女は欠片も見せなかった。あっけなく倒れた宿敵を睨む眼差しは、憎悪に溢れ煮えたぎっていた。レイ達が言っていたような力もない、これなら父の言うように消してしまったほう...全文を読む

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12話:調和の善

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

 「な、なんてこった・・・、シャニーちゃんが連れ去られるなんて・・・。」錬金艇が消えた南の空を見つめて呆然と立ち尽くすゲイル。その眼差しは彼とは思えないほどに生気が奪われて、風に吹かれるだけで崩れる砂の像のようだ。レイの絶望に満ちた言葉が、彼の魂が抜けた心に響き、途端瞳に業火が戻ってくる。「カミユのやろう!!くそったれめ!レイ!行くぞ!」「行くったってどこへ行くんだよ、あいつらがどこに行ったかも分か...全文を読む

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13話:大魔法師ルネア

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  ルセンでの戦いから1週間程度経った。その後南進した帝国軍であったが、彼らが白の騎士団の消息を特定することは出来ず、膨大な軍事費を投じた割に手がかりと言う手がかりも浮かび上がって来ずに、加えて繁栄の象徴であるルセン橋梁を破壊したことでアルトシャン政権への文官批判が高まっていた。「ルネア様、ルアス城よりアルトシャン総統がお越しです。」「アルトシャンが・・・?ふむ、分かった、通せ。」アルトシャンもまた...全文を読む

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14話:打ち込まれた楔

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  ルアス城へと戻り、会議を終えたアルトシャンは珍しく廊下で大きく息を吐き出した。国内外の懸案が山積みでなかなか進捗しないうちに、民の不安は膨れ上がっている。それを思うと今日も徹夜の覚悟で挑まなければならないが、心はとても重い。「アルトシャン様、ルセン遠征以降お顔の色がよろしくないように見えますが。」彼にとって国の問題よりもさらに重大な問題がいつでも頭の中を駆け巡り総統としての責任感と板挟みなってい...全文を読む

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15話:復讐の王

Chapter17 悲壮なる叫び

2014.09.14 (Sun)

  その日の午後、城内は騒然としていた。珍客が城に現れたかと思うと、彼は正門で制止を促した兵士を槍を振り回して威嚇し、荒々しい挨拶を済ませるとずんずんとそのまま部下を引き連れて城のエントランスまで乗り込んできた。「我は誇り高きインプの民ノカンが長、リステヒンなり!アスク帝国よ、我が要求を聞け!」まるで礼儀など知ったことかと言わんばかりに、城の中で大声を張り上げる。これには文官たちも恐々として部屋の中...全文を読む

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