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【  2015年01月  】 

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1話:東方の異変

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  あれだけべそをかいていたというのに、ゲイル達と合流した後は毎日笑顔のシャニー。今日も朝からフンフンと鼻唄を歌って機嫌よく、ルアスのある方角を指差した。「さぁ!五賢陣も倒したし!アルトシャン、待ってろ!」アルトシャンやアンドラスを退けたことで帝都が大分近くなった気がする。尤も、彼女はアンドラスにコテンパンにやられていたはずだが、そこは誰も突っ込まない。「待てよ、五賢陣って言うからには5人いるんじゃ...全文を読む

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2話:貧乏性

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  どうして彼らの良く先ではすぐに騒がしくなるのだろう。穏やかだった村、のんびりしていた鳥たちは仰天して飛び上がる。「ちょ・・・なにこれー!」素っ頓狂な声が上がるまで、そう時間は必要なかった。銀行に不要なものを預けようとリュックをひっくり返した途端だ。まるで伏魔殿に踏み込んだかのように、中身は混沌としていた。「もう!こんな使いかけの薬をどうしてこんないっぱい別の入れ物に入れておくのさ!」がみがみとシ...全文を読む

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3話:乱心の守護神

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  午後になるとシャニーの不機嫌も少しずつ収まってレイ達はほっとしていた。無論、ゲイルが無傷で済む事は無く、コブがいくつか出来ているがそれで済んだならレイ達にとっては上々である。過ぎ行く道のカンバンにサラセンの名が出始めた頃である。一つの村にたどり着く。「まったく、これはどうしたことだ。」その村の住人と思しき農夫が困惑の表情を浮かべて自身の農地を見下ろしていた。こういう困った顔をしている人がいると放...全文を読む

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4話:帰省と再会

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  地下通路を出ると真っ先に彼らを歓迎してくれたのは、遠慮のない太陽の微笑だった。ルケシオンに似て射すような陽射しが眩しく、周りの景色にもやをかける。だが目の前にある巨大な建物とからからに渇いた足元が、ここはルケシオンではないことを教えてくれる。「えっと・・・ここがサラセンの町の中なのかな?」このメンバーの中でサラセンに来たのが初めてなのはシャニーだけで、きょろきょろと辺りを見渡す。右を見ても左を見...全文を読む

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5話:男ってヤツは

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  ひとまず日程を決めてサラセンの者たちと共にヤアンの下へ向かうことになった。それまでは束の間の休息だ。野宿ではできないことをいろいろこなし、次へと備える。「うーん、これで・・・どうかな?」ハサミを上げたシャニーはふうっと大きく息を吐きながら汗をかいたわけでもないのに額を拭う。彼女の目の前にはゲイルが座っており、渡された鏡で頭を見つめていた。「どう?ゲイル。もう少し短くしたほうがいいかな?」鏡に向か...全文を読む

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6話:聖務日課

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  あれだけこっぴどくシャニーに叱られたというのに、もう元通りなのは若いからかタフだからか。翌日、町に出ていたレイは上機嫌で帰ってくると、ゲイルの前に腰掛けて早速自慢しはじめた。「さーて、今日もオレ様、しっかり働いたぞ。」レイの働いたはあまりアテにならないのだが、今日は珍しく聖職者の服を着ている。一応、司祭の彼だから今日は本当に聖職活動をしたのかもしれない。「何だよ、やたらご機嫌じゃねーか。」と、一...全文を読む

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7話:過ぎたるは及ばざるが如し

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  その夜、二人は町へ出かけていった。いい雰囲気のまま出て行ったから、きっと素晴しいデートになるだろうと誰もが予想していたが帰って来た二人は蒼褪めた表情をしていて、仲間のおかえりにもまともに返せないままふらふらとベッドに倒れこんで唸り声を上げだしたではないか。「ううう、おなか痛いよう。あああ、死んじゃう、私もう終わりなのね・・・。」さっきから同じような事をお経のように繰り返すシャニー。その表現はどん...全文を読む

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8話:モンスターカメラ

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  翌日、朝の恒例にしている体操を終えたシャニーは眩しい陽を見上げてニカッと笑っていた。やっぱり天気が良いとそれだけで元気が湧いてくる。「おーい、シャニーちゃん、こっち向けよ!」その時だ、ふいに後ろから声がした。「何よ、レイさんみたいな呼び方して、気味悪いじゃん。」声からして明らかに呼んだのはゲイルである。レイの真似だろうか、いつもと違う呼び方だが、もう何年も一緒に苦楽を共にしてきた相棒の声を間違え...全文を読む

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9話:盲目のレジスター

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  今日もルアスは人がごった返している。気をつけて歩かないと肩がぶつかってしまいそうだ。そんなメインストリートから外れると、まるでそれまでの喧騒が嘘かのように静まり返る。生活臭溢れる裏路地を歩いていくと、見慣れたレンガ造りの教会が見えてくる。「わーい、アンドラスだ!」教会から顔を覗かせた子供が、遊びに来た彼女の姿を見つけた途端歓喜の声を上げ、元来た道をかけていき、仲間達にイベントを知らせる。「みんな...全文を読む

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10話:ダブル・クロス

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  その夜、アンドラスは自室で魔道書を広げていたが、どうにもはかどらない。昼間のサッカーのおかげで足がぱんぱんだった。足をさすっていると外から馬車の音がした。アルトシャンが帰ってきたのだ。椅子を跳ね飛ばして駆け出し、階段を滑り降りてエントランスで待つ。「お父様、お帰りなさい。」「おお、アンドラスか。うむ、ただいま。」自分の姿を見るなり飛び込んできた彼女を両手を広げて迎え入れるとアルトシャンは愛娘の頭...全文を読む

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11話:崩れ落ちた牙城

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

 「こ、これはアルトシャン総統!総統御自らお越しいただけるとは。」アルトシャンが昨晩のうちに連絡を入れたのは帝国軍の情報解析部だった。馬車に乗って本人が直接現れたので責任者が施設から慌てて飛び出してきた。「挨拶は適当でよい。」ろくなもてなしの準備をしていなかったので平謝りの男に手のひらを向けて止めさせると自ら先頭を歩いて施設の中へと入っていく。「すまないな、急に準備をさせて。」だがさすが信頼を置く男...全文を読む

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12話:侵食する闇

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

  今日もじりじりと肌が焼け、腸詰のように裂けてしまうのではないかと思うほどの陽射し。いつもと同じような午前、だがサラセンは長い一日を迎えていた。「ボス、サフィさん達がボスと話をしたいって神殿の前まで来てるぜ。」ついに作戦を決めたサフィたちがヤアンたちとの交渉の席を設けるべく動いたのだ。近寄りづらいオーラが部屋の外まで滲み出ている。それでも部下はヤアンに声をかけた。「ぐぐぐ・・・今はダメだ。」だが、...全文を読む

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13話:殺意の鬼~オーガ~

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

 「どうしちゃったのさ、ヤアンさん!!」先ほどまでとはまるで別人がそこにはいた。鬼、まさにそれは鬼だった。山のような巨体、赤くぎらつく目が何を見ているのかは分からない。「滅!!」だが、話が通じていないことだけは分かる。彼は己の体に漲るパワーを握り締めてひとつ口元で笑うと、手のひらを広げ、刹那中に生まれた波動を握り締めて投げつけてきたではないか!「ヤア・・・きゃあ!」「危ない!!」見えていなかったのだ...全文を読む

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14話:残された闇、見上げる光

Chapter19 泪なき友誼

2015.01.25 (Sun)

 「ちぃ、役立たずのゴミが!」彼とは対照的に焦燥とした蛇眼が光から逃げるように飛び出して天へと駆け上った。「テメェと心中するつもりはネェよ!」人形をあっさり棄て去った暗黒のマナは大蛇へと姿を変え、漆黒の腹をうねらせながら南の空へと奇声をあげながら宙を這っていく。「な、なんだありゃあ?!」不吉そのものを具現化したかのような、腹の底から抉られるかのような不安を撒き散らして去っていった。見たこともない何と...全文を読む

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1話:ダブル・ジョパティー

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  昇る朝日、照らし出される廊下は紅に染まる。その廊下をジリジリと歩く革靴がツカツカ角を曲がっていく。扉の前でようやく止まると、彼は金髪を手櫛で整えなおして息を深く吸い込んだ。「アルトシャン様、失礼します。」やはりこの時間でもアルトシャンは既に登城して自室で仕事をしているようだ。「入れ。」その言葉が帰ってくる間隔さえもう覚えたくらい、この部屋には通いつめてきた。「どうしたセイン。そのような神妙な面持...全文を読む

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2話:最高司法官ルネア

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  それから十分ほど経った。四方が白を基調に作られた厳かなつくりはルアス城を思わせるがその厳かさと静寂さは明らかに雰囲気が異なり、重く身が引き締まる。ここは司法院だ。世界の理を司り、世界を裁く門番である。その一室で無表情に空を見上げる男がいた。「均衡は未だ崩れたまま・・・。封印された身とは言え・・・楽しみすぎではないか?」やや勢いを失った濃い緑の髪はそれほど手入れされているとは言えない。サングラスの...全文を読む

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3話:ゲイルの全て

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  今日もいい天気だ。ルアスに向けた旅路の森の中でひと休憩を図るゲイル達一行。静かに本を読むものもいれば、ダガーでジャグリングをして遊んでいるものもいる。「おりゃ!あちょー!」そしてここには、奇声をあげながら手足をじたばたさせている者もいる。相変わらずな相棒の様子を見つけて近寄っていったゲイルは、自分に見せつけようとますます繰り出すパンチのスピードを上げるシャニーに呆れ顔。「まーだそんなことやってる...全文を読む

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4話:ゴキ賊

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  しばらく彼女達の傍から離れていたゲイルは、もうそろそろイタズラの熱も覚めただろうとシャニーの許へ戻る。やっぱり彼女の傍にいないと心配なのだ。首に縄をつけておかないと翼がなくても飛んでいってしまう。「よし、じゃあシャニー、はじめるわよ!」今回は無事に別れた場所と同じ場所にいて、ポニーテイルが揺れる姿がすぐに視界に入ってきた。ほっとしたのも束の間、違和感を覚える。何かがおかしい。「お、おい!あいつら...全文を読む

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5話:ケンカ友達

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  しばらく空を見上げて考えに耽る。シャニーは大分技術をものにし始めている。これならアルトシャンとの一戦にも間に合うだろう。だが、倒すべきは彼ではない、それは皆が気づいている。「・・・。」目の前にもそれを悟ってか、己の肉体をいじめ続ける男が見える。ぼうっと眺めているとただの往復運動だが、それをもうかれこれ10分ぐらい続けているのだ。「498・・・499・・・500っと!ふぃー!」気持ちのいい声を上げながら額に...全文を読む

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6話:烈風

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  それから十分後、あたりにはいい匂いが漂いだしてメルトの口元さえも緩む。どうしてあの乙女の作る料理というのは、決戦を前にした緊張の夜でも和ませてくれるのだろうか。「ゲイルー!エルピス!メルトも!ごはんできたよ!」元気よくフライパンをお玉で叩いてみんなを呼寄せるシャニーの笑顔と元気な声。今回それに引き寄せられて一番に来たのはメルトであった。どっかりと刀を置いてあぐらをかき見下ろせば、今日も相変わらず...全文を読む

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7話:宿命の対決

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  翌日、恐れていたことが起きた。休憩時間、さっそく逃げ出そうとコソコソするシャニーの背後から伸びてくる手。「さーて、シャニー、今日もビシッバシッやるわよ!」休憩など許さないと言わんばかりに彼女の服を鷲掴みにすると、エルピスはそのまま引っ張っていった。涙目でメルトに助けを求めるシャニーだが、彼は無情にも手を振ってきた。「ほらほら!」「わぁ?!鞭を振り回さないでよ!当たったらどうするのさ!」いきなり鞭...全文を読む

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8話:マヴガフの正体

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  大ゲンカから半日後、二人はもうケロッとした表情で日暮れを前に野宿の準備に入っていた。ゲイルはいつも通り薪を拾いに行こうと包丁を握るシャニーに手をあげて合図し、彼女も白い歯を見せながら手をあげて見送ってくれた。いつも通りの夕暮れのはずだった。「やっぱり・・・言っておかないといけないわよね。」ところが、エルピスは暮れゆく空の先、侵食しつつある群青を見つめぽつりと漏らしていた。シャニーもとりあえず形に...全文を読む

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9話:悲しみの聖騎士

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  一方、ルアスでは激震が走っていた。どたばたと赤じゅうたんを踏抜いていくセイン。彼はまっすぐにアルトシャンのいる部屋まで駈けていき、ノックの返事もないまま中へ飛び込んだ。「ア、アルトシャン様ぁ!!」いつも通りの光景。だが今日はちょっと部屋の雰囲気が違った。走りすぎて息を荒げるセインを見て普段なら呆れるのだが、アルトシャンの顔に表情はない。「セインか。今度は一体どんな情報を持ってきた?」主の問いかけ...全文を読む

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10話:進撃のアブソリッター

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  今日もルアスの高い青空は冬らしい冷たい空気がぴんと張り詰めていた。だが、普段よりもさらにぴりぴりとして、肌に突き刺さるぐらいの緊張がここルアス城の中庭を支配している。「セイン様、アブソリッター、総員出撃準備完了しました!」総数100名程度の騎兵が、まるで歪みなくまっすぐ整列する光景は精鋭であることを物語る。その列の先頭へと歩いてきた騎士が対面するセインへ敬礼し、時の到来を知らせる。「いよいよなのか...全文を読む

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11話:剣を失った帝 前編

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.01.31 (Sat)

  もうすっかり姿は見えなくなり、エルモアの蹄の音さえも聞えない。最大級のピンチを回避したことへの安堵、そしてようやく見つかった家族。「兄さん・・・行ってしまった。私の・・・血の繋がった・・・兄さん・・・。」さまざまな出来事が一気に押し寄せて、シャニーはぺたんとその場に座り込んでしまった。確かに居た。自分と血を分けた家族が。だが団欒は許されない。望んでも届かないものへ思わず手を伸ばす。「シャニー!バ...全文を読む

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