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【  2015年02月  】 

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12話:剣を失った帝 後編

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.02.01 (Sun)

 「お父様・・・賛同してくれるかしら。いえ、きっとしてもらなければ・・・。」団長室の前まで戻ってきたアンドラスは、どうやって切り出そうかストーリーを膨らませていた。自分がシャニーの前に出ていくと言えば、まず父は反対するに決まっているからだ。「絶対にならぬ!守れぬなら容赦せぬぞ!」ストーリーも練り終わり、これなら父も納得してくれるはずとドアノブに手をかけたその瞬間だ。まるで先を越したかのように拒絶を叫...全文を読む

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13話:古の縁

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.02.01 (Sun)

  穏やかな日差し、その下にありながら重い影を引きずる黒い男。彼は帽子の下から黄金の邪眼で太陽を見上げ、忌々しそうに舌打ちして見せた。だが、この関係ももうすぐ終わる。天界でのうのうと過ごす裏切り者共をこの手で引き裂く日が目の前に迫り、鮮明にイメージできる。「クッフッフ・・・楽しいショーをお見せしましょう。前座って名の恐怖をね・・・。」最高のショーを演出するには、前座にもこだわる必要がある。彼はポケッ...全文を読む

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14話:悪夢の具現

Chapter20 進撃のアブソリッター

2015.02.01 (Sun)

 「うひゃ、始まったみたいだ。」突然起きる地響き、向こうを見上げればもうもうと煙が立ち上っている。「そんじゃあたしもがんばるとしますか!」手で庇を作って見上げたフェアリーゼは腕をぐるぐると回すと歩き出す。ローブを引きずって向かった先は神殿だ。しばらく中を歩いた彼女の足が止まる。「ここだな、魔法陣。」そこは封印の間。アリアンたちが守ってきた封印術が施されている場所である。彼女はがらんとした広大な空間の...全文を読む

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1話:決断の夜

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  帝都を見下ろせる丘に夜風が吹き抜ける。いつもなら気分を高めてくれる広陵なるキャンパスに映える夜景。だが、今日は見降ろす眼差しは厳しくとても張りつめていた。「さて、別れてきたものの・・・どうやってルアスに入ろうかな。」ルアスへとひとり帰って来たレイはその帰路、潜入方法をあれこれ考えていたのだがこの丘にたどり着いてもやはり思い浮かばずにいてため息をついた。「一応私はゲイルたち野蛮人に連れ去られたこと...全文を読む

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2話:起死回生

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  今日の王立図書館はがらんとしている。普段なら学生や研究者が行き来しているはずなのに。さすがに警戒態勢がしかれ、騎士が街中をうろついていれば調べ物など後回しと言うことか。「何か、何かないだろうか・・・。」そんな中、物好きな男がひとり棚を物色していた。「このままではアルトシャン様もアンドラス様も哀れだ。」又ひとつため息と共に魔法書を閉じたイスピザードは脚立を降りるとそれを横の棚の前に移動させてまたよ...全文を読む

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3話:剣帝の意志

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  普段はとても静かに、厳かに赤じゅうたんを進む煌びやかなローブ。だが今日はばたばたとまわりを巻き上げながら突き進み、角を勢い良く曲がり遠くの部屋へのドアに手を突く。「アルトシャン様!いらっしゃいますか!」ノックはもちろん、中の相手が入るように命じるより先に声をあげたイスピザードは判子を手に持ったまま唖然と見上げるアルトシャンのもとへ肩を揺らしながら詰め寄っていく。「どうしたのだ、イスピザード。セイ...全文を読む

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4話:闇から生まれた光

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  翌朝、レイはに帝立病院の研究室で大きく伸びをしようとして止めた。今頃悪友やシャニーたちがどんな心境でいるかと思うと、自分だけこんな温かい部屋で何をしているのだろうかと自己嫌悪に陥る。「レイ、どうですか?周りの人は妙なことを言ってきたりしない?」部屋を出ると、まるで自分を待っていたかのようにアンドラスが廊下をかけて来た。隣に並んだ彼女は挨拶代わりににっこりほほ笑むと、心配そうに固いレイの表情を見上...全文を読む

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5話:真の愛

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  ルアス郊外、戦火の兆しなどまるでない暖かな森に降り立った潜入服を身にまとう男。いくら久々に袖を通したと言っても、その身のこなしはまるで衰えることはない。「とりあえずルアスを出てきたが・・・どうするか。」トパーズを預かる身。イスピザードは細心の警戒を払いながら森を抜けていた。どうするかなど決まっている。だが、その手段が未だ思いつかなかった。「・・・マヴガフめ、かぎつけるのは早いものだ。」だが、ゆっ...全文を読む

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6話:生まれてきた意味

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  深夜、帝立病院の研究室にはいつものように明かりがついていた。その明かりを見つけると、アンドラスはふっと微笑んで、忍び足に部屋を目指す。「レイ、こんな遅くまでお仕事なのね。」「アンドラスか。」突然の声にびっくりして肩を跳ね上げるレイの後姿にしてやったり。またいたずらを仕掛けてきた彼女の額を指ではじいてやるが、暖かく訪問を迎えた。「申し訳ないな、今回も君に迷惑をかけてしまった。」ルアスに帰ってきてか...全文を読む

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7話:深淵の入口

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  同刻、マヴガフはルアス城の一室にいた。ティーポットを高く掲げて流れ落ちる芳醇をカップに受ける。それだけで周りには素晴しい香りが広がっていく。「うーん、いい香りですネェ~。これだけは新しい世界でも大切にしないとネェ。」淹れたての茶から放たれる素晴しい香りに鼻を楽しませるマヴガフは一口すると大きな快楽を吐き出す。これだけ見ていれば普通の紳士だが、彼の黄金の目が開かれると、その視線は魔信機を捉える。「...全文を読む

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8話:神の審判

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  翌日の昼下がり、大分ルアス近くまで旅を進めて来た一行は休憩を取ろうと場所を探していた。帝都近くともなると、休憩もどこでも取れるわけでもないので気を遣う。「どうしたエルピス、さっきから考え込んで。」ようやく手に入れた人気のつかない場所でシャニーが入れたコーヒーの香りを楽しむ。だが、一口してメルトはすぐにエルピスの表情がくつろいでいない事に気づいて声をかけた。「どうせまたイタズラを企んでんだろ。今度...全文を読む

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9話:ノスフェラートの誘い

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  深夜、フクロウが寂しく鳴く中を潜入服に身を包んだシャニーが一人歩く。腰の両側に短剣を下げ、用途さまざまな爆弾を身に忍ばせた。用意は万全を期して挑む。「約束の場所は・・・ここのあたりね。」願わくば、これらの活躍の機会無く終わって欲しい。いや、きっとそうすると彼女の調和の意志は変わってはいない。だが、多くの者に指摘され続けてきた。それが甘さになってはいけないと。「あったわ・・・。目印の廃墟。」今こそ...全文を読む

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10話:己が手にする弓を信じて

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

  マナの刃が深くまで突き刺さり、瞳が色を失いかけている彼女。その絶望と激痛に歪んだ顔を覗きこみながらケラケラと笑うマヴガフの声さえ遠い。それを支えている短剣をぱっと風に溶かしてやると、糸が切れたかのようにその場に倒れこんだ。「ま、もう立てないわな。意外と弱いんだな、拍子抜けだぜ。」勝利を確信して両手を広げるマヴガフ。宿敵の血とは言え、警戒するだけやはり無駄だったか。ところがその時だ。足元に何やら感...全文を読む

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11話:嘘と真と

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

 「私のお母さんは・・・シャス・・・ですって?!」自分がシャスに仕えなければならない守護天使であることは知っている。そんな事とはまるで次元の違う話。ずっと追い求めてきた生みの母が、下界の住人ではないなんて。見開かれた瞳は信じられなくてただ呆然とイスピザードを見つめるばかり。「そうだ。お前は人間ではない。」その瞳へ念押しするようにかけられる言葉。人間ではない・・・その響きはどんな鈍器で殴りつけられるよ...全文を読む

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12話:親子の絆

Chapter21 さまよう魂

2015.02.14 (Sat)

 やはり、まだ十八年ちょっとしか生きていない彼女には重過ぎるのかもしれない。明らかに神界への不信感を焼き付けてしまった瞳を前に、イスピザードは何もしてあげられなかった。「だけど、」俯きかけた父の取ったままの手をシャニーは強く握り返した。「下界を守ることは私の意志!私の意志は私の想いと人々の祈りだけが源だ!」まっすぐにイスピザードへ向けて宣誓された純白の意志。だがそれは彼を貫いて神界で今も見ているので...全文を読む

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