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 ←7話:託された無血の剣 →1話:動き出す闇
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「ChaosTrigger~天神復活と破滅の魔道書~」
Chapter22 存在価値

8話:捨て駒

 ←7話:託された無血の剣 →1話:動き出す闇
 香り高い茶が部屋の中の邪悪をさらに強く彩る。静かに香りを楽しんだマヴガフはそっと口元へ運ぶと、
机の上に置いたダイモニオン・エムブレムをその細い目で見下ろして不敵に笑う。

「マヴガフ大司教、教団の者の配置が完了しました。」

そこに運ばれてきた報告に、彼はにっと口元に野心を滲ませると魔道書をしまう。
そろそろ、全てが揃い、動き出す時。メインショーの司会にとっては腕がなるというもの。

「そうですかそうですか。では守りを固めてください。今は一番大事な時期です。」

庵の外へと視界を移す。広がるには蒼い空、蒼い海。
清々しい南国の風が庵の中の悪と陰を搔き出そうと吹き抜けていく。

「シャニーたちが帝都に到着した模様です。いかがいたしましょう。」

次々と計画通りの進捗がもたらされて、マヴガフの表情は実に穏やかだ。
だが、その仮面の下に隠された本性は高らかな笑いで天を貫いていた。
すべてが揃いつつある、このマイソシアに今、天界さえをも含めた世界再生というショーの役者が。

「ついに舞台袖まで上がってきましたか。ふふ、捨て置きなさい。」

だが今はしばらく準備が必要だろう。せいぜい、その翼をもっと穢れなき白に仕上げて欲しいものだ。
白ければ白いほど、毟った時に飛び散る赤が鮮やかに世界の変革を彩るのだ。
この空が暗黒に染まり、この海が彼女の血で染まる時、それが新たな章の始まりの時。

「しかし、アルトシャンやアンドラスが倒されることがあればハデス神の復活に支障が出るのでは?」

ハデスの血、そして光のマナ。それらは暗黒神復活の重要な鍵だ。
シャニーが彼らを倒してしまえば、今までの計画が全て無駄になってしまう。
だが、マヴガフは見切っていた。シャニーの、いや、光の熾天使の強さと、そして決定的な弱さを。

「セイギの名の下、制圧の光に覚醒した時、それこそがハデス神の復活の時。」

彼女は大方、アンドラスもアルトシャンも倒せはしまい。
間違いなく、彼女は短剣ではなくアストレアを使う。それこそをマヴガフは狙っていた。

「いずれアルトシャンには消えてもらう予定だったんですし、殺す手間が省けてラッキーじゃないですか。」

出来れば1つでも余計な手間は省きたい。これからこそが、最も大事な時期なのだ。
人形同士で殺しあってくれるなら、それでいい。
アンドラスが覚醒した時点で、もうアルトシャンは用済みなのだ。

「新しい世界に玉座はひとつだけ。捨て置き、戦況を見届けなさい。」
「御意。血塗られし闇の微笑みに栄光あれ・・・。」

さっと司祭が消えると、マヴガフは窓辺に手をかけて再び外を見つめる。
眩しい陽射し・・・人々はこの蒼い空、蒼い海を美しいと呼ぶのだろう。
だが、違う。この蒼は全てが嘘、作り上げられた完璧なる嘘の世界だ。

「嘆き、苦痛、絶叫、絶望・・・ヒッヒッヒ、全てが揃いつつある。世界変革のショーの役者が、このルケシオンになァ!!」

それを破壊し、新しい世界を創造する王の復活が目前と迫っている。
込みあがる笑いが止められない。

「ついにこの嘘だらけの世界も終わりを告げる。キヒヒ・・・俺様はこのときを待っていたぜ・・・。3000年長かったぜ・・・?」

善神共の裏切りから、既に3000年が経とうとしている。
その時の報復?いや、彼らが世界のあるべきという名分の下行った結果がこれだ。
嘘で塗り固めた、嘘のラクエン、嘘の箱庭。その中ですべてを信じて生きる人形。
正すべきときが来ている。崩れた世界の均衡、その秤を。それこそが、世界の“あるべき”なのだ。

「聞えるかシャァース!!下界を塵にしたら次はテメェら裏切り者共の番だ!アハハハ、ヒャハハハハ!」

きっと今頃、善神共は慌てふためいているに違いない。
もう、ダイモニオン・エムブレムの封印の鍵が開放されるその瞬間が近づいていることは彼らも気付いているはずだ。
それを防ぐため、アルトシャンを守るか?善神共。
狂喜がルケシオンじゅうの空を包み込み、開いた邪蛇の目はまっすぐ空を貫いていた。


 降り立つダークスーツ。宴を前にマヴガフがじっとしていることは無かった。
錬金術の傑作ともいえる記憶の書で森に降り立った彼は舌なめずりすると森の奥を眼光で見据えて歩き出す。

「リステヒン様、ルアスからマヴガフ大司教がお越しです。」
「何?マヴガフが?」

彼が向かった先はノカン王国だった。アスクからの要人と聞いて眉間にしわを寄せていたリステヒンは
相手がマヴガフだと聞くと追い返せと払おうとした手を引っ込めた。「分かった、通せ。」
他の役人など邪魔なだけだが、マヴガフはいろいろ話が分かる男だ。
決してアスクの為に動いている人間ではないことは目つきを見るだけで分かる。
恐らくは・・・考えていることは自分と同じ。そして、このタイミングで彼が訪れた理由も、おそらくこちらの思惑と合致するはずだ。

「あらー?まだアルトシャンに処刑されずに生き存えてたんですネェ、リステヒン王。」

王の間に入ってきたマヴガフが王と目が合うなり恐ろしいことを言うものだから、周りの兵たちが色めき立つ。
「お墓に供える花をお持ちしたんですが、不要でしたねえ。」さっと花を差し出して見せるが、
襲いかかろうとする兵の前でその花を一瞬にして暗黒のマナで消し炭にしてみせ、マナの波動がリステヒンの髭を激しく揺さ振る。
「来て早々無礼な奴よ。」兵達に手をあげて落ち着かせる王だが、それをせずとも既に兵達は相手の圧倒的な力に固まっていた。

「我らノカン王国は不朽不滅の誇り高き民族。アスク如きと一緒にするな。」

鼻で笑うリステヒン。不朽不滅・・・マヴガフはその言葉にほくそ笑んだ。
確かに不朽不滅だ、しぶとく生き残ってきた民族。手段はともかくとして。

「おやおや、盟と言う名の首輪で縛り上げられている割には強気を崩さないとは、さすが王と言ったところですか。」

口調は丁寧だが、明らかに侮蔑にたっぷりと塗れた笑いが滲んでいる。
強い者、趨勢を握るものの側につき、戦利品だけを貪る蛮族。だが、そんな連中にも使い道はある。

「ですが、アナタが人間を憎んでいる気持ちも私はよぉく、よぉ~く存じ上げているつもりです。」

よくもまあ、ここまで思ってもいないことをさも本当のように演じられるものである。
用心深いリステヒン王の眉間には相手の胡散臭さにしわがますます寄っていく。

「というわけで、今回トクベツに挽回の機会を用意してあげちゃったりしたんですよ、私。」

スーツを揺らしながら大げさまでのオーバーリアクションで立場の差を明確にしながら、
恩着せがましく最後を締めくくると、指を立てて笑って見せた。
「挽回の機会だと?ふっ、素直に救援要請と言えば済むものを。」嘲笑を嘲笑で返す。
帝国はいつもそうだ、どんな状況でも自分達が優位だと言って譲らない。
願いを聞いて欲しくば、もう少し下出に出るということを学習すべきだ。

「知っているぞ、今帝都で起きている事件を。」

知らないとでも思っているのか?そう言わんばかりに弱みを握り締めてやる。
知らないはずも無い。いつがアスクを滅ぼす最高のタイミングかをずっと見計らってきたのだ。

「さっすが情報通のリステヒン王。なーら話は早いですね。」

マヴガフに言われるとどうして何もかもが皮肉に聞えるのだろう。
ごくりと息を呑むリステヒン。帽子の下の黄金が今ギラリと光ったのだ。

「希光が恐れ多くも帝都を侵略しちゃったりしてるんですよ。これは許しがたき帝国への反逆ってね。」

やはりこの男、何を考えているかサッパリ分からない。
幹部としてこの場に来たとは思えない。国の危機を前にどうしてここまでヘラヘラできるのだろうか。
ますますリステヒンの態度が硬直していくが、彼はお構いなし。

「邪魔なんで彼女は排除しますけど、反逆者がどうなるか見せしめには丁度良いですし、奴の故郷・・・。」

指を細い顎に当てながら糸目で天井を見つめて唸る事数秒、
ぽんと手を打ち指を立ててきた。「そう、ルケシオンです。ルケシオンを攻略してください。」
天界でも下界でも反逆者とは、なかなかギャグセンスのある女である。
だが、本人がいくら強かろうが、その力の源を断ってしまえばただの雑魚。
自分の行動で彼女が守ってきたものが破壊される絶望、それが一番に彼女を蝕むことを知っている。

「刃向かう者は容赦しなくていいですよ、処遇はアナタにお任せしますので。」

黄金の蛇眼が開き、帽子の下からウインクしてきた。
― 殺しちまえ
狡猾にほくそ笑むマヴガフの目に、ようやくリステヒンの口元にも笑みが戻ってくる。

「ははは、最初からそのつもりよ。容赦など微塵もせぬ、その場で処刑だ。皆殺しだ!」

ぐっと手を握り締めて高々と叫ぶ。この手の中に、全ての人間の命を。
彼は忘れていなかった。あの女から受けた屈辱を。
今度はあの女が、民を蹂躙される悲痛と絶望を味わう番だ。

「我らノカン王国の逆鱗に触れればどうなるか、その身を持って味わうがいい、人間共!」

王の力強い言葉に、周りの兵士たちが一斉に喝采して王の名を叫ぶ。
全くもって恐ろしく統制の取れた連中である。アスクより優れている点といえば、やはりこの団結力だ。
「う~ん、素晴しい憎悪です。」両手を広げてまるでおいしい空気を吸うかのように清々しい表情を見せるマヴガフ。
当然だろう、悲痛、恐怖、畏怖、嘆き、怒り、そして絶望・・・。それらがハデスのマナを強くしてくれる。
希望と決定的に違うもの、それは人間がどうあろうと、これらは決して消え去らない事だ。

「では、帝国からアナタたちへスペシャルプレゼントです。お受け取りください。」

マヴガフが指を弾いた途端だ。辺りに轟音が響き渡り、何事かと慌てふためく兵士達。
リステヒンもまた反射的に玉座を立ち、空を見上げて思わず目を見開いた。
「こ、これは・・・。」空から降りてくる黒鉄の塊。それが帝国の最新鋭艦であることはすぐに分かった。
駆け出したリステヒンを迎えるように開いたハッチへ飛び込むと、彼は艦橋から一望してみる。

「おほ、強欲な王様もさすがに満足いただけたようですね?」

艦橋にずらりと並ぶ最新技術がぎらつく。この旗艦だけでも負ける気など起きない。
それが今、後ろに4機並んでいるのである。

「ふふふ、これだけ揃っていればルケシオン攻略など容易い、任せておけ。」

口元にギリッと強く浮かんだ笑み。頭を下げ帽子の下からしっかりとその野心を見届けると、
それ以上は何も言わずにマヴガフは記憶の書で姿を消した。

「リステヒン様、出撃の準備を整えますか?」

邪悪なマナが辺りに残り香を漂わす中、兵は艦橋から世界を見渡す王に声をかける。
彼はしばらく勝利を確信した笑みを浮かべて大陸の東を見つめていたが、
部下の声にマントを翻すと、はっきりとした口調で彼を見下ろす。

「ふふふ、無論だ。だが行き先はルケシオンではない。」
「え?」

部下の困惑さえもが愉快に見えてくる。王は肩を揺らすと再びマントを翻し真正面を艦橋から見据える。
それは、もちろん大陸の中央。

「目標は帝都ルアスだ!帝国の弱った今こそ我らがじっと待ち続けた瞬間だ!」

ずっと、ずっと、屈辱も辛酸もなめ続けてそれでも耐え忍んできた。
ようやくに、その忍耐が身を結ぶときが訪れたのだ。

「いいか、この一戦にノカン王国の未来がかかっていると思え!我らが千年王国を取り戻すのだ!」

王の号令に一斉に怒号を返す兵士達。全てが王の下に同じ旗を掲げ、
今復讐の王は世界の趨勢を取り戻すべく混沌が渦巻く空へと飛び立つのであった。


 早い、驚くほどに早い。従来機などおもちゃかと思うほどだ。
最大戦速で帝都を目指す錬金艇はあっという間に帝都ルアスを視界に捉えた。

「主砲の射程範囲内へ!」

こんな豆粒程度の場所から攻撃できる。相手は気付いてさえいないだろう。
レーダーは精緻に座標を計算し、ルアス城に狙いを定めているというのに。

「ルアスからの砲撃反応は?」
「ありません。」

案の定の答えにほくそ笑む。何も手を出せない恐怖はどんなものだろうか。
だが、戦いを楽しむつもりなど無い。一気に叩き潰し、その後で良いのだ、阿鼻叫喚を絞ることは。
「来たぞ、ついに来た・・・ふっふっふ・・・。」リステヒンは席を立つと、モニターに映る白い巨城を細い目で舐めるように見つめ。
大きく息を吸い込むとついに幕を落とす。

「主砲発射用意!目標はルアスだ!!」

指示と共に、まるで生き物かのように唸りをあげ始める錬金艇。
動力の全てが砲塔部へと集められ、すでに砲塔はマナを溜め込んで蒼白く膨らんでいる。
「動力推移正常!練成エネルギー充填率120%!」もう逃げ場はない。ついに動き出したリステヒンは砲撃士を退かすと自ら照準を絞る。
今、歴史が変わる。その瞬間を我が手で。

「発射ぁッ!!」

轟く稲光。蒼き稲妻が炸裂し、空を裂き割ってまっすぐに帝都を目指し全てを飲み込んで行った。


 一方、ここは相変わらず穏やかな南風が吹いていた。
静かに寄せては引く波。いつもと同じように、娘の無事と活躍を父が祈りながら本を読んでいた時だ。

「デムピアス様、白の騎士団より入電です。」

ノックと共に配下が長い紙切れを持って部屋に入ってきた。
白の騎士団、その名が呼ばれるとデムピアスの鋭い視線が配下の手から垂れる紙を捉えた。

「読め。」
「はっ。・・・我ら、熾天使を護衛するべく帝都防衛戦を開始、至急援護願いたし。」

予想通りの内容に、デムピアスの本を読む手が止まる。
シャニーが帝都に及んだという情報は既に手に入れていた。このタイミングでの電報など理由はひとつしかない。
「白の騎士団副将、ヴァン=ホーネット。以上です。」そして、最後を締めくくった名前を聞くと、彼はぽんと本を閉じてすっと立ち上がる。

「・・・あの時彼が言った通りとなったわけか。彼はメルトの息子だったな。」

以前、ルケシオンにヴァンが訪れた時彼は未来が見えているかのようにこの時を予測していた。
― 今あいつは支えを必要としている。
その言葉の通り、ヴァンは彼女を守るべく動き、そしてまた働きかけてきた。

「メルトには今回の件で大きな借りが出来た。借りは必ず返さねばなるまい。」

娘を守る盾。今彼は立ちはだかる強大な敵を前に娘を守ってくれている。
彼女が最も愛した男と対となって。ならば、彼女を支える者同士として執るべきは一つだ。
彼女の生き様が多くの者を変え、動かしてきた。今度は自分たちが動く番。

「おいデムピアス、シャニーの居場所がようやく掴めたらしいな。どうするつもりだ。」

どかどかと人の根城に勝手に入り込んできたのはラルプだ。
彼のそわそわした気持ちを抑えきれない早口は、どうするのかと問いながらも恐らくデムピアスと考えていることは同じだった。

「他国に踏み入れるのは気が退けるがやむをえまい。娘が決死の覚悟ならやることはひとつだ。」

ラルプをどっかり座りながら見上げたデムピアス。その最後まで語らぬを察したラルプは先に駆け出していった。
その後を追うようにしてデムピアスもサーベルを手に取ると部屋を出て、皆がそわそわとしながら待つ広場へと向かう。
みな電報を聞き、デムピアスの決断を待っていたのだ。

「野郎共!ルアスを目指せ!わが娘を、そしてマイソシアを守るために今一度戦うべき時だ!」

頭のその言葉を待っていた者達は一斉に拳を突き上げて怒声で士気を伝える。
彼女が帰るまではと今まで諦めずに復興と町の守りを続けてきた。
その彼女が今、命を賭して戦っている。彼らは光を、希望を守るために立ち上がり、一路ルアスを目指す。



「練成エネルギー120%!」
「発射ぁッ!」

自ら発射ボタンの引き金を引いたリステヒン。
直後、空を蒼白いマナの塊が砲塔から炸裂するや閃光が目を潰し、烈音が耳を劈き、まっすぐにルアス城目掛けて飛んでいく。
世界変革の時を前に、リステヒンの口元が釣りあがった。「ふふ、自ら生み出した闇に飲まれるがいい・・・。」
愚かな人間達、自分達が作り上げた力によって滅ぶとは。
だがふと、彼の目元が困惑に歪む。明らかにトールハンマーの光とは違う蒼き光が突然に城の前からせり上がってきたではないか。

「?!なんだあの巨大な壁は!」

城を守るように吹き上がった蒼の光はめらめらと揺らめきながら空に広がり、あっという間に炎の壁と化した。
退けと言わんばかりに突っ込んだトールハンマーだが、蒼焔の壁はびくともせずに
破壊を欲した光を飲み込んでしまったではないか。

「リステヒン様!前方に巨大錬金艇多数!」

レーダー班が伝えずとも、すでにリステヒンはその目に捉えていた。
次々と転移してくる錬金艇。「あれは・・・白の騎士団?!」
舌打しながら思わず拳を叩きつける。気付けば城が見えなくなるほど、空を敵艦が覆っていた。

「アスクに手を出すならば・・・この絶対の守護者、ヴァン=ホーネットが相手だ。」

仲間の到着を確認すると、蒼焔の盾は少しずつ収まっていき、ヴァンの指輪へと吸い込まれていく。
彼は槍を地面から引き抜き、指輪から迸るマナで全身を包むと色めきだって帝都を目指すノカンの白兵たちへと睨みを利かせる。
「さぁ、来なよ!」だっと駆け出した彼は握り締めた槍に蒼焔を乗せ、渾身で宙を衝いてみせる。
音速の衝撃波が炎をまとってノカン達を飲み込み辺りに大爆発が起こるが、彼らの怒声は止まらない。
 それぞれの想いを胸についに始まった帝都戦。その祈りが見つめる先はひとつ。
祈りを高い耳に聞き、マナで感じ、シャニーは先を目指すのであった。
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